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安定感抜群の投球で、異彩を放っているグリフィン(C)Getty Images
30歳の“逆輸入投手”が、返り咲いたメジャーの舞台で躍動を続けている。ナショナルズのフォスター・グリフィンだ。
ブルージェイズを自由契約となった23年オフに巨人へ加入し、NPB通算3年で、18勝、防御率2.57、WHIP1.03と確かな実績を積み上げたグリフィンは、昨年12月にナショナルズと1年550万ドル(約8億6000万円)の契約を締結。檜舞台への道を再び開いた。
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そして、迎えた今季は開幕から好投。現地時間7月9日時点で、19登板で10勝(2敗)をマーク。防御率2.77、WHIP1.02、空振り率24.5%と「エース」の働きを見せ、お世辞にも強豪球団と言えないナショナルズで異彩を放っている。
今年5月に地元放送局『MASN』のインタビューで「日本でもう一度、先発として投げる術を学んだ」と告白していたグリフィン。空振り率が少ない日本の“巧打者”を相手に試行錯誤をした経験が活きているという投球は、米球界内でも確かな評価に繋がっている。
異国で積んだ経験を遺憾なく発揮するベテラン左腕は、トレード市場の人気銘柄にもなりつつある。米スポーツ専門局『ESPN』は、現地時間8月3日に期限を迎えるまでにトレードされる可能性を高い選手を列挙。その中でグリフィンの名を挙げ、「静かに野球界屈指の投手の一人となっている」と指摘し、注目度の高さを記した。
また、ナショナルズの専門メディア『Federal Baseball』は「グリフィンを日本から1年契約で引き抜いたことは、見事なビジネス手腕だったことが証明された」と強調。「今オフに締結したグリフィンとの1年550万ドルの契約以上に望めるものはない」と評し、改めてグリフィンの市場価値を分析した。
「ナショナルズ首脳陣は、グリフィンと単年契約を結んだにすぎず、トレード期限までにこの左腕について何らかの決断を下さなければならない。投手陣の補強を必要とするチームがひしめく市場では、彼のような安価で、結果が望める投手は引く手あまたとなる可能性が高い。ここまでの活躍は誰も予想していなかった。グリフィンはマウンドに上がるたびにワシントンに勝利のチャンスをもたらす、このチームで唯一安定した投手と言えるだろう」
半ば戦力外と言える状況から異国・日本で力を蓄えた元助っ人左腕の活躍は、トレード戦線における動静を含めて興味深く注目したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]