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かつて韓国代表の主将としてチームを統率したキ・ソンヨン。日本のライバルとして強烈なインパクトを残した名手が、日韓両国の差を語った(C)Getty Images
サムライの躍進は、韓国のレジェンドを唸らせた。
現地時間6月20日、北中米ワールドカップ(W杯)のグループリーグF組の第2節が行われ、日本代表はチュニジア代表に4-0と快勝。勝ち点4を積み上げて、史上初のベスト8超えに向けて前進した。
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開始早々の鎌田大地の先制ゴールから始まった怒涛のゴールショーをじくじたる思いで見つめたのは、元韓国代表MFのキ・ソンヨンとク・ジャチョルだ。母国のサッカー専門YouTubeチャンネル『Shoot For Love』に出演した二人は、赤裸々に日韓両国の差を語り尽くした。
とくに感情的に日本と母国代表の地力の差を吐露したのは、キ・ソンヨンだ。
まず、両サイドで前線からの守備に奔走した堂安律と中村敬斗の二人を目の当たりにしたレジェンドは、「本来ならああいう起用法を彼らのような攻撃的な選手たちは嫌がるんだよ。ウイングバックに配置されれば、守備もしなければならないから」と指摘。その上で、「韓国で言えば、ソン・フンミンにウイングバックをやらせるような感じだと思う。でも、あの選手たちを見てよ! まるで、自分がディフェンダーだったかのようにプレーしてる。ピッチ上で不満を全く見せてない」と目を丸くした。
森保一監督が植え付けた“凡事徹底”の精神によって培われた献身性を称えたキ・ソンヨンは、日本サッカー界が急激に発展した要因が一朝一夕の計画で構築されたものではないとも分析。宿命のライバルに対する劣等感を隠そうとはしなかった。
「これからはブラジルでさえも、日本と対戦するたびに『なぜ日本をやらなきゃいけないんだ』と思うだろうね。現役選手として日本の試合を見ると、『なんでここでこんなことをするのか?』という感覚すら抱かされる。
正直なことを言えば、僕は日本を高く評価したくはないんだけどね……。でも、もう高く評価せざるを得ないよ。ボールコントロールとか、パス一つ見たって、どうしてあんなに上手くできるのかを知りたいぐらいだ。全てのプレーに安定感を感じる。一体どうやったら11人全員が同じようにできるんだろう。彼らは一体何を教わってるんだ」
率直な言葉で日本との“比較論”を展開したキ・ソンヨン。母国のサッカー界に目を向け、「僕らの国には『サッカーの哲学』というものがない。どうプレーするのか、自分たちの長所が何なのか、それに合わせてどういう指導者を連れて来るべきかっていう明確なプランが全くない」とも漏らした37歳は、最後の最後まで嘆きっぱなしだった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]