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9月党人事を前に深まる鈴木幹事長とのミゾ...支持率急落の高市政権「裏金軍団復権」の時限爆弾

8/11(火) 10:55
麻生太郎副総裁(左)と萩生田光一・自民党幹事長代行(C)日刊ゲンダイ

 人事の季節の到来だ。高市首相(自民党総裁)が9月を念頭に内閣改造・党役員人事を行う方向で検討に入った。焦点は幹事長ポストと、裏金事件の中心となった旧安倍派の復権。現在の鈴木俊一幹事長は高市首相との間に溝が生じているという。

「鈴木幹事長は1月の衆院解散の際も総理から事前の相談を受けず、特別国会の空転時には官邸と野党間の調整に積極的に動かなかった。トドメが皇室典範改正です。所属派閥の領袖である麻生太郎副総裁の意向をくんで、何よりも成立を最優先。日本維新の会と連立合意書で成立を約束した衆院議員定数削減法案を断念させられたことを、総理は根に持っているようです」(自民党関係者)

 後任幹事長として“爆誕”説が強まっているのが、旧安倍派の萩生田光一幹事長代行だ。高市首相とはサシで連絡を取り合える仲で高市首相が厚遇する維新とのパイプも太い。萩生田氏は7日に自身のブログで消費減税を巡る党内の反対論に触れながら〈最後は総務会も全会一致で了承し、「決まった以上は一致団結して前に進もう」となりました〉と書いた。高市首相の「悲願」を後押しする内容だ。

■「萩生田幹事長」なら麻生副総裁を敵に回すことに

 党内で存在感を増しているのは、萩生田氏だけではない。同じ旧安倍派5人衆のうち、西村康稔選対委員長は9月に控える「天王山」の沖縄県知事選のため、頻繁に現地入り、精力的な動きを自身のSNSでアピール。松野博一組織運動本部長も国旗損壊罪の党内PTの座長を務めるなど、「高市印」の政策実現に尽力した。裏金事件で離党勧告処分を受けた世耕弘成元経産相も復党願を提出し、6日から審査が始まった。

 裏金軍団が復権を目指し、高市首相のためにせっせと汗を流しているが、彼らを人事で重用すれば、裏金事件の責任逃れを蒸し返されるのは必至。何より世論が許さない。

「鈴木さんの背後には、義兄でもある麻生さんがおり、幹事長から外せば、政権の後ろ盾である麻生さんを敵に回すことになりかねない。萩生田さんも麻生さんとの関係は良好で、亀裂が生じるような状況なら幹事長を固辞するのではないか」(前出の自民党関係者)

 旧安倍派内でも裏金事件から逃げた5人衆への不満は根強い。高市首相にとって9月人事は「時限爆弾」。炸裂=失敗でさらなる支持率低下を招けば、命取りとなる。

  ◇  ◇  ◇

 幹事長ポストに名前が挙がる萩生田氏の過去の発言については、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。

【もっと読む】萩生田光一氏を直撃!自民東京都連832万円裏金疑惑に「まあ、だらしないよねぇ」とまるで他人事

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