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新型コロナで外出自粛でも「買い物・旅行」、60代が最も活発――若者は自粛傾向だが......

4/4(土) 09:02

 東京都をはじめ自治体から外出自粛要請が出るなど、緊迫する新型コロナウイルス問題。ただ、ちょうど要請が出た3月末のタイミングのアンケート調査によると、他の世代に比べて60代が最も、「商業施設への買い物」といった外出を伴うような行動・レクリエーションについて実行していることが明らかになった。

新型コロナでも「外出してしまう」60代(写真はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)

「買い物」「旅行」「外食」60代が実行率トップ

 新型コロナを巡っては、感染拡大を抑え込むため、特にメディアによる若年層への外出自粛呼びかけなどが話題になっている。ただ、終息が見えず「自粛疲れ」もささやかれる中、特に罹患が懸念される高齢層にどう自粛を呼びかけられるか、議論になりそうだ。

 調査はマーケティング分析を手掛けるクロス・マーケティング(東京・新宿)が、東京都などから大規模な外出自粛要請があった週末に当たる3月27~29日に掛けて実施。全国の20~69歳の男女計2500人にWeb上でアンケートを取った。

 「現在、どんな行動を実行できているか」と各年代の男女に聞いたところ、例えば「商業施設への買い物」で60代男性が42.8%、60代女性も42%が「できている」と回答。他の年代が20~30%と自粛ムードなのに比べ、いずれも唯一40%を超えた。

各年代に聞いた、新型コロナで外出自粛下でも「実行できている行動」(クロス・マーケティングが3月27~29日調査)

 他の「家族との外食」(60代男女いずれも34%)や「旅行に行く」「トレーニングジムに行く」といった、主に外出を伴う活動・レクリエーションの11項目いずれでも、60代が男女ともに「できている」の比率トップとなった。

不安な若年層、比較的「自粛に協力的」

 一方で20代では「商業施設への買い物」が男性25.6%、女性も26.8%にとどまるなど、高齢層に比べ若者が外出自粛に積極的な状況も浮き彫りになった。

 「直近1週間の不安度」「将来に対する不安度」についても各世代に聞いたところ、2週間前の同調査に比べて、中高年だけでなく若年層でも不安が増していることも判明。例えば、「直近1週間の不安度」では、20代男性が11.6ポイントも顕著に上昇していた。感染拡大に加え生活必需品が買いづらい状況が長期化している背景もあるとみられる。

各年代に聞いた、新型コロナ感染拡大で「感じている不安度」(クロス・マーケティングが3月27~29日調査、2週間前時点と比較)

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