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楽天は26日、前ヤンキース傘下3Aスクラントンの前田健太投手と契約合意したと発表した。今季までメジャーで10年間プレーした日米通算165勝右腕は、日本での再スタートの場所にパ・リーグの楽天を選んだ。
2006年高校生ドラフト1巡目で広島に入団。2年目の2008年に9勝を挙げて頭角を現すと、2010年と2015年には最多勝と沢村賞を獲得。広島での9年間で97勝を挙げ、2015年オフにポスティングシステムでドジャースに移籍。ツインズやタイガースを渡り歩き、メジャー通算68勝を挙げた。
今季の開幕はタイガースで迎え7試合に中継ぎとして起用されるも、防御率7.88と調子が上がらず、5月にタイガースを退団。カブス傘下やヤンキース傘下の3Aでプレーしたが、メジャー復帰を果たせなかった。3Aでは2球団で計20試合に登板し、6勝7敗、防御率5.40だった。11月初めには自身のインスタグラムで「来季より日本でのキャリアを継続することを決意いたしました」と表明していた。
楽天は今季67勝74敗の4位で、先発の防御率3.72はリーグワースト、規定投球回に到達した投手はおらず、先発では古謝の7勝が最多と、先発不足が課題となっていた。40歳の岸に続くベテランとして、若手の手本としても期待がかかる。(Full-Count編集部)