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デイリースポーツ(芸能)

【スーパー戦隊、放送終了へ】幹部が明かした「自転車操業」と「ライダーとの温度差」新たなフェーズ見据えるも叶わず

10/30(木) 20:02
 テレビ朝日

 テレビ朝日系で放送されている特撮ヒーロー番組「スーパー戦隊シリーズ」が、現在の「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」を最後に終了することが30日、分かった。関係者によると、イベントや関連グッズ、映画化などで得られる収入が、番組制作費に見合わないことなどが放送終了の背景にあるという。

 スーパー戦隊の映画公開に合わせ、7月に東映・キャラクター戦略部の白倉伸一郎氏に話を聞いた。79年から毎年、新シリーズが放送されているだけに、驚いたのは「よくも悪くも自転車操業」と1年先の作品が決まっていないということだった。

 「それをずっと重ねてきて、うまくいく場合もいかない場合もあるわけです。いつも『時間がないぞ』って。でも、年によって担当者が違う。『担当不在のまま決めるのは失礼だ』ってことで」

 結果的に長らく新作を放送しながら翌年の企画開発を並行。2023年にキャラクター戦略部が新設されてからは以前より先行きが透明化されたそうだが、暗中模索の歴史だったとも言える。

 特撮ヒーローの相方「仮面ライダー」シリーズとの温度さも感じた。「戦隊ってライダーよりもなんとなく同じことを繰り返しているってイメージが世間にもあると思うし、現場にもあるんですよ」。だからこそ「新しいものにトライできる現場にしていこうってやってるんですよね」と未来を見据えていたのだが…。

 半世紀の節目となった「ゴジュウジャー」は、過去のレッドを再定義するなど、その先に進むための意欲作だった。「ゴジュウジャーは、スーパー戦隊の歴史をもう一度語る番組だと思います。だから、51作目がその延長線上にあってはならない。番組そのものが次のステージに行かないといけないと思いながら…絶賛構築中です!」。すでに終了が規定路線で嘘も方便だったのかもしれないが、長寿番組が新たなフェーズに入るワクワク感が口調にこもっているように聞こえた。「次のステージ」を楽しみにしていただけに残念でならない。

(デイリースポーツ芸能担当・古宮正崇)

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