「いけず女将」大西里枝さん死去 35歳 京扇子店4代目社長 同店が伝える「ご厚情に心より深く御礼」

　京都市下京区の京扇子店「大西常商店」社長の大西里枝（おおにし・りえ）さんが22日に亡くなったことが分かった。35歳だった。24日に同店がフェイスブックを通じて伝えた。

　大西常商店はフェイスブックで「この度は既に一部の方にはお伝えしておりましたが、大西常商店の4代目 代表取締役社長　大西里枝が逝去いたしました」と公表。

　「ここに生前賜りましたご厚情に、心より深く御礼申し上げます」と記し、「なお、葬儀につきましては家族の意向により近親者のみで執り行います。また、誠に勝手ながら供花・供物・香典等は固くご辞退申し上げます」と続けた。

　「後日、皆様と『お別れの会』を催す予定でございます」とし、「詳細が決まり次第、改めてご案内申し上げます。令和7年8月24日　大西家」と結んだ。

　大西さんは23年7月に「大西常商店」の4代目社長に就任。京都出身で、京都の文化や慣習を紹介する「いけず女将」としてメディアやSNSで活動し、注目を集めていた。