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2016年に入り、東京23区で高齢者の孤独死が初めて3000人を超えるなど、未婚のシニアにとっては不安を感じる要因が増えてきているのではないだろうか。では、「パートナーが欲しい」と考えている未婚のシニアはどれほどいるのか?成婚率にこだわる婚活支援サービスを展開するパートナーエージェントは昨年、50~69歳で独身の男性・女性2000人に対して「シニア婚活」に関するアンケート調査を実施した。
■シニアは形式にこだわらない。「事実婚・同棲相手が欲しい」が、どの性別・年代でも微増
Q1.恋愛・結婚について、どのような願望を持っていますか?※必須回答
50~60代の独身男性・女性の恋愛・結婚観は、前年調査時と比べて、どのように変化しているのだろうか。調査結果は次のグラフのようになり、おおむね前年同様の結果となった。多様な夫婦の在り方が受け入れられつつあるのか、「事実婚・同棲相手が欲しい」という回答者が性別・年代を問わず微増した。
■「孤独死が怖い」「健康面が不安」といった理由からもパートナーを求めるシニア層
Q2 結婚・事実婚・同棲の相手を求めている理由について、当てはまる項目をすべて選んでください。※必須回答・複数回答可
一方、未婚のシニアが入籍・事実婚・同棲などの相手となるパートナーを求める理由に、変化はあったのだろうか。「結婚(入籍)相手が欲しい」「事実婚・同棲相手が欲しい」のいずれかを選択した回答者に質問を投げ掛けてみた。今回追加した「孤独死が怖いから」という理由については、50代男性で26.2%、60代男性で29.0%、50代女性で27.0%、60代女性で21.7%が該当した。全体で見ると26.9%が理由として挙げている。前年のグラフと比較すると、「健康面が不安だから」を理由に挙げたシニアも増えていた。
「シニア婚活」という言葉が報じられることも増えてきた。今後、ますます結婚や事実婚、同棲に意欲を持つシニアが増えてくるかもしれない。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:50~69歳の未婚男女2000名
集計期間:2016年9月6日~9月12日
文/編集部