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テツandトモ、“心の師”立川談志さん作詞曲10年越しに完成「本当に幸せ」

7/11(火) 13:34
立川談志さんが2007年にテツandトモに手渡した歌詞

 お笑いコンビ・テツandトモの結成20年記念アルバム『20周年で、なんでだろう』(12日発売)のボーナストラックとして、新曲「立川談志 作詞楽曲」が収録されることが明らかになった。同曲の作詞はタイトルどおり、2011年に亡くなった稀代の落語家で「心の師」と慕う立川談志さんが手がけたものだ。

【動画】テツandトモ「立川談志 作詞楽曲」歌詞ビデオ

 テツandトモは2003年、いまや代名詞となった鉄板ネタ『なんでだろう』でブレイク。結成当初から2人を気にかけていた談志さんは2007年に「歌ネタもいいけど、普通の歌も2人で歌ったらどうだ!」と直筆の歌詞を手渡した。

 「曲を作るのは大変おこがましい」との思いから一度もメロディーを付けず、その歌詞のことを誰にも言わず封印していた。談志さんの長女・松岡ゆみこからも「ぜひ、歌にしてね」と期待されていたが、手を付けられずにいた。しかし、今年4月26日のNHK総合の情報番組『ごごナマ』に初出演した際、番組からの後押しがあり、曲をつけたトモがギター弾き語りで披露したところ大きな反響があり、急きょレコーディングをすることが決定した。

 テツandトモと談志さんの出会いは、コンビ結成2年目の1999年までさかのぼる。NHK『爆笑オンエアバトル』の第1回チャンピオン大会で特別審査員を務めた談志さんは、テツトモを高く評価した。2002年に『M-1グランプリ』に初出演したテツトモは、ゴールデンタイムで初めて『なんでだろう』ネタを披露したが、審査員の談志さんが発した「お前らはここに出てくるヤツじゃないよ。もういいよ」のコメントで会場中が凍りついた。

 本番終了後、あいさつに行くと「俺の言いたいこと、わかるよな」と言われた。実は愛情たっぷりの談志節の褒め言葉。この日以来、テツandトモは談志さんの独演会に何度も出演することになった。2003年にテツandトモが『NHK紅白歌合戦』に白組歌手として初出場したときにも談志さんが応援に駆けつけ、曲振りを担当。「一発屋」と言われ始めたころには「解散したくなったら、私のところに来なさい、全力で阻止します。私が良いと言っているのだから良いのだよ」と激励され、コンビ継続の自信へと結びついたのだという。

 テツは「談志師匠が残してくださった歌詞をこうして二人で歌わせていただけて本当に幸せです。師匠を心に感じながらこれから大切に歌わせていただきたいと思います」としみじみ。トモは「コンビを組んだ当初から、何もわかってない僕たちにたくさんのお言葉をかけてくださった師匠への感謝の気持ちを忘れずに、これから歌い続けていきたいと思います。多くの方々に、この楽曲を聴いていただけたら幸いです。芸人とは思えないコメントになってしまったの、なんでだろう~」とネタで締めた。

 きょう11日から談志さんとの貴重映像などで構成された「立川談志 作詞楽曲」歌詞ビデオをYouTubeで公開。2002年の『M-1グランプリ』の楽屋シーンや、談志さんも参加した2008年のテツandトモ結成10周年記念ライブでの共演シーンが使用されている。

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