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家族4人で食費月3.5万!やりくり上手の最強主婦に買い物のコツを聞いてみた

根本 愛
5/24(水) 06:30

家族4人で食費月10万円!なんていう家庭は今やめずらしいことではなく、何でそんなに掛かっているのか分からないまま原因追求もせずに生活をしている家庭は意外に多いのではないでしょうか。

総務省統計局が平成294月に発表した「家計調査報告」によれば、2人以上の世帯の平均食費は月72,728円で、それを多いと見るか少ないと見るかはそれぞれの家族環境にもよりますが、主婦が最も節約に目を向ける家計の科目と言えばやはり「食費」ですよね。

「食欲」は人間の3大欲求の1つでもあることから、食費を削ることがストレスになる家庭も多いでしょうが、効率よく買い物をし、無駄なく食材を使い切ることを意識すれば、ストレスなく食費を削ることができると、世田谷区在住の主婦 佐藤さんは言います。

佐藤さんは、結婚後21年間ずっと専業主婦であり、夫は普通のサラリーマン。子どもは2人(中学生、高校生)という普通の家庭でありながら、3年間で1,000万円の貯蓄を作ることに成功した、やりくり上手な主婦でもあります。

また、佐藤さんは食費削減について、「きちんとした目的意識を持って臨めば、家族4人の月の食費は3.5万円におさめることは十分に可能」だと言います。

家族4人で月3.5万円とは、どのようにやりくりをしたら可能になるのか、気になるそのやりくりのコツについて聞いてみました。

外食費・米代・酒代の考え方を改める

共働き世帯が増えたことにより、手っ取り早く食事ができる「外食」がどうしても増えてしまうという家庭は多いのではないでしょうか。

しかし外食費は家計を圧迫する1つの大きな要因となっており、節約をするのであれば極力避けたいところですが、この外食費を「食費」と考えている家庭は意外に多いものです。

外食費を「食費」に含めてしまえば、本来の食費がいくら掛っているのかが分かりづらくなる為どんぶり勘定になってしまいますから、「外食費は食費に入れてはいけない」と佐藤さんは言います。

では外食費はどこに含めるべきなのでしょうか。

外食費は夫婦それぞれの小遣いから支出すると良いそうです。小遣いが余ったら、やりくりできたご褒美として外食をするという考えに切り替えていき、基本は外食をしないことを心掛ければ、食費は削れます。

では、米代や酒代は「食費」に入れるべきでしょうか。

こちらも一旦は別で考えるべきだと佐藤さんは言います。米代1か月4,000円、酒代1か月5,000円と計上し、醤油や砂糖、だしなどの調味料代も1か月3,000円などと別計上します。

すると自炊するための純粋な食費(食料品費)にいくら掛かっているのかが明確になり、食費により意識が向くようになります。

食費月3.5万円におさめる買い物の仕方とは

お酒については飲む家庭、飲まない家庭がありますから、酒代は食費に含めません

そして、先ほど一旦は別計上にした米代と調味料代はどの家庭も掛かりますから、食費に含めます

では、3.5万円から米代4,000円、調味料代3,000円を引いた28,000円でどうやって食料品を買えば良いのでしょうか。

単純に1か月を4週間と考えた場合、1週間に使える食料品費は7,000円です。

この7,000円をどうやって毎週使っていくのかについては、家庭環境にもよりますから、専業主婦の家庭の場合と共働き世帯の場合に分け、それぞれの買い物のコツについて佐藤さんに聞いてみました。

専業主婦の家庭の場合

近頃は曜日によって「肉の日」「魚の日」などの特売日を決めて安売りをするスーパーマーケットは増えました。

そういったスーパーの特売日に安売りしている商品を1週間分買いだめし、それを1週間で使い切っていくようにするのが食費削減のコツだそうです。

あらかじめ献立を考えてから買い物に行くのではなく、とにかくお得だと思う商品を特売日に買い、買った後でその材料を使いどんな料理ができるのかを考えるようにします。

特売でどこの店よりも安く売られているが、どんな料理ができるのか分からないまま商品を買うことに抵抗を感じてしまうかもしれませんが、今はインターネットで検索をすれば、材料別の料理レシピはたくさん出てきます。

一般的な料理に使われる食材、例えば鶏肉や豚肉、卵や魚さえ冷蔵庫にストックしておけば、だいたいの料理はできますね。

自宅にある材料で料理をする習慣を身に付ければ、材料の無駄もお金の無駄もなくなり、さらには料理のレパートリーも増え、一石三鳥で効率よく食費が削れるのだそうです。

共働き世帯の場合

働く人が平日の昼間にスーパーの安売りに行くのは無理でしょう。ですから共働き世帯は1週間分の食料を週末に買いだめするか、週に数回、会社帰りに買い物をするかのどちらかになります。

1週間分まとめ買いをするのであれば、週末に車を使って少し足をのばし、激安スーパーに行くという手もありますし、会社帰りの買い物であれば自宅近くや駅近くの安いスーパーをピックアップして買い物するようにしましょう。

どちらにしても安いスーパーで買い物をすることが先決であり、1週間に使えるお金は7,000円ですから、それを超えないようにする必要があります。

週に2回の買い物と決めた場合は1回の買い物を3,500円以内に、毎日と決めた場合は1回の買い物を1,000円以内におさめなくてはなりません。

今は特売を夕方から夜にかけて行うスーパーも増えていますから、よく調べてから買い物に行くと良いですね。

買い方のコツは、専業主婦の家庭の場合のところでご紹介した内容と同じで、とにかく特売品を買うようにし、あとからメニューを考えるようにするということです。

まとめ

子どもが中学、高校の食べ盛りであったり、お弁当が必要であったりという場合は、激安スーパーで特売品ばかりを買っていても1週間で7,000円の食費ではやりきれないという家庭もあるでしょうが、小学生くらいまでの子ども2人を持つ4人家族でしたら、食費月3.5万円は決して達成できない数字ではありません。

大切なのは、意識することと、習慣化することです。

外食費も小遣いから支出するようにし、余らせた小遣いが外食というご褒美に代われば、小遣いを無駄に使わないように考えるきっかけにもなりますから、なお良いですね。

続けるためのポイントはストレスを溜め込まずに、楽しみながら食費を削減できるようにすることです。

楽しく食費を削減し、それが子育て世帯の家計を元気にすることにつながれば幸いです。

(ハピママ*)

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