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介護ポストセブン

低く、かすれる...そんな声の老化対策&小顔になる声帯トレーニング

3/15(木) 06:00

「ろれつが回りづらくなった」「声が低くなった」「声がかすれる」「話すとすぐに疲れる」などと感じるのは、声の老化が原因だと『上野ヴォーカルアカデミー』代表の上野実咲さんはいう。

 声が老化してか細くなったり、かすれたりすれば、コミュニケーション力の低下に拍車をかける。

「声帯も加齢で衰えるため、年をとると声をコントロールするのが難しくなります。低く、かすれた声にならないためには、意識して声帯を鍛えることが大切です」

続ければ効果絶大!耳と声の体操(写真/アフロ)

発声がよくなると表情もイキイキ!

「私たちは普段の会話では、3音程度の音域しか使わず、声を張らずにボソボソとしゃべっているため、声帯はどんどん衰えます。そして、声を出す時は声帯が閉じますが、声帯が老化するとぴったり閉じることができずに空気が抜けて、声がかすれてしまいます」(上野さん)

 また加齢により、口の周りの筋肉(表情筋)や舌の動きが悪くなると、声の老化を加速させてしまう。

「舌の動きがよくなると、明瞭でキレのよい言葉を話すことができ、印象もよくなります。表情筋を鍛えると声の老化防止はもちろん、表情も豊かになるので、小顔になったというかたも多いんですよ」(上野さん)

声の老化原因

【声帯の衰え】 加齢によって声帯の筋力が低下。発声時に声帯がピタッと閉じず力強い声が出せなくなる。声がかすれる人は声帯が衰えている証拠だ。

【表情筋の衰え】 表情筋が衰えると、口を滑らかに動かせなくなり、特に「あいうえお」と「は行」の発音がうまくできなくなる。

【滑舌の衰え】 加齢によって舌の動きも低下。舌を素早く動かせなくなり滑舌が悪くなる。さらに、母音の響きにも影響し、声の響きも悪くなる。

 次のトレーニングを時間を見つけて行えば、「高い声が出るようになる」などの変化を実感できと上野さん。

声を若返らせるトレーニング

●表情筋をほぐしながら鍛える!割りばしのトレーニング

 割りばしを1膳用意。太い方を縦にして口の中央でくわえてあごを固定したまま、「おあ おあ」「おえ おえ」「うえ うえ」「うい うい」と3分間繰り返し、はっきり発声する。割りばしは手で支えてもOKだ。

●声帯を鍛え響く声になる!ティッシュトレーニング

 ティッシュペーパー4~5枚をピンポン球くらいの大きさに丸めて口にくわえ、できるだけ高い声で「う~」と発声。約3分間繰り返す。鼻から空気が抜けて、「ん~」と言ったり、頬がふくらまないように注意して行おう。

※ティッシュがのどに詰まらないように注意して。

滑舌は大丈夫?

 言葉をはっきり話せているか、不安な人は滑舌を鍛える体操をしましょう。まずは、自分の滑舌をチェック!

【滑舌テスト】

「らぬ」と5回続けて言ってみよう。

 途中で引っかからずに言えればOK。途中で「なる」となってしまった人は滑舌が衰えているのでトレーニングを。

●滑舌がよくなる!「らたなかさ」体操

 割りばしを2膳用意。太い方を縦にして、左右の奥歯で1膳ずつくわえ、「ら!た!な!か!さ!」と1語ずつ歯切れよく発音する。3分間繰り返す。割りばしは手で支えてもOK。

一瞬で声の印象がアップ!アクセントのテクニック

 通常、私たちが話す時は無意識に1音目を低いトーンで発音し、だんだんと声が小さくなっていく傾向にある。「それだとボソボソと聞き取りづらいので、意識的に2音目にアクセントをつけて話しましょう。例えば、『おはよう』の場合、『お』ではなく『は』を強調。さらに声のトーンを少し上げるのがおすすめだ。これだけでも声はグ~ンと若々しい印象になりますよ。低音から中音、高音と声の高さを変えて、練習してみましょう」(前出・上野さん)。

※女性セブン2018年3月15日号

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